ドラッグストア2社の配当比較:ツルハHD vs スギHD(2027年2月期)

カテゴリ:配当比較

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同じドラッグストア業界でも、配当の還元スタンスってけっこう違うんですよね。今回はツルハHDとスギHDの2社を、配当性向で比べてみました。

結果は、ツルハHDが52.4%、スギHDが19.3%(株式分割前換算)。同じ業界とは思えないほど、利益の株主への回し方に差があります。ひとつ注意点として、スギHDは2026年9月1日付で1株→2株の株式分割を予定していて、配当・優待の区分が変わります。ここは後ほど触れますね。


財務データ比較(2027年2月期・通期予想)

項目ツルハHD(3391)スギHD(7649)
対象期2027年2月期 通期予想2027年2月期 通期予想
年間配当(予想)48円35円相当(分割前換算)
EPS予想(1株あたり当期利益)91.62円181.24円
配当性向(運営者算出値)52.4%(48÷91.62×100)19.3%(35÷181.24×100)※分割前換算ベース
配当利回り(参考)2.34%1.10%
権利確定月2月・8月2月・8月
株式分割なし2026年9月1日 1株→2株予定
一次情報(IR)ツルハHD IRスギHD IR

※配当性向の計算式:年間配当 ÷ EPS(1株あたり利益)× 100
※スギHDの年間配当・配当性向は株式分割前換算値で比較。分割後は配当額・保有株数ともに変動するため、最新情報は同社IRページでご確認ください。
※上記データは各社IR開示資料をもとに運営者が整理したものです。


株主優待比較

保有株数ツルハHD(3391)スギHD(7649)※分割後基準変更予定
100株以上ギフト券 5,000円分優待券1,000円相当 or スギポイント2,000pt
300株以上優待券3,000円相当 or スギポイント6,000pt
500株以上ギフト券 10,000円分
1,000株以上ギフト券 15,000円分
3,000株以上優待券5,000円相当 or スギポイント10,000pt
その他未使用券の社会貢献寄付も可株主様ご優待パスポートあり

※スギHDは2026年9月1日の1株→2株分割後、保有株数の区分が変更される予定です。最新の優待内容は同社IRページでご確認ください。


薬剤師×医療法人事務長から見た2社

調剤薬局のカウンターに立っていた頃、スギ薬局で印象に残っているのが「調剤専用の待合スペース」と「薬剤師との対話時間」でした。スギHDは調剤薬局の内製化に力を入れていて、処方箋対応の丁寧さは、同業他社との差別化ポイントになっていると感じます。調剤比率が高いドラッグストアは、処方薬による安定収益が見込めるぶん、業績の振れ幅が小さくなりやすい——そんな側面があるんですよね。

ツルハドラッグは北海道発祥で、東北・北関東圏に地盤があります。私の生活圏では店舗数が少なかったので、現場での接触機会はスギよりも少なめでした。ただ、ツルハHDは調剤併設型の拡大にも積極的で、全国規模での存在感は年々増しています。株主優待のギフト券が日用品・医薬品に使いやすい点は、生活インフラとしてのドラッグストアという性格と、よく合っていると思います。

配当性向を比べると、スギHDの19.3%は利益に対してかなり低い水準です。これは減配リスクが低い反面、「利益をもっと株主に還元してほしい」と感じる投資家にとっては、ちょっと物足りないかもしれません。一方ツルハHDの52.4%は、利益の半分以上を配当に回している状態で、配当への積極姿勢が数字にはっきり表れています。どちらが良い悪い、という話ではありません。「成長投資を優先している会社か、還元を重視している会社か」という方針の違いを示す指標として読むのが、ちょうどいい距離感だと思います。


配当性向と優待利回りの読み方

ドラッグストア株を見るときは、配当利回りだけでなく「優待を含めた総合利回り」も参考になります。例として、100株保有時(最小単元)のイメージを出してみますね。

※株価・保有株数・分割後の変動により大きく変わります。上記はあくまで概算イメージです。優待の価値は使用できる店舗・地域によって異なります。

配当性向が低いスギHDでも、株価が下がった局面では利回りが改善します。投資のタイミングと保有期間の考え方しだいで評価は変わるので、単純な数字の大小だけで判断しないことが大事です。


出典・参考情報


本記事のデータは各社IR開示資料をもとに運営者(薬剤師・医療法人事務長・FP2級)が手集計・算出したものです。情報の正確性・完全性を保証するものではなく、最新情報は各社の公式IRページでご確認ください。

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